エコロ科学者たちは頑張っていたけれど、とてもあんなところは人が住める環境ではない。虫だらけ。文明がジャングルには生まれなかったのには、理由があるのである。
虫
だらけの環境はまさにおぞましい。おいらは、現役時代、真面目に仕事をしていたから、アフリカのサハラ砂漠やボルネオのジャングル(バリクパパン)にも
行ったことがある(そんなところが仕事場だったのだね)。自分の経験から断言できる。砂漠の方が、ジャングルよりよほど健康的である。
そ
の証拠に、世界の文明は例外なしに砂漠などの乾燥地帯で生まれた(ユカタン半島のマヤ文明はジャングル文明みたいだが、あそこの地質は水を溜めないのでい
わゆる湿地帯ジャングルではない)。ヨーロッパの文明も、ローマ時代以来、延々と森林を伐採して、土地を乾燥化させたことから始まった。現存する森林は太
古からの森林とはほど遠いものなのである。
ニッポンの森林を理想化するエコロ都市住民が多いが、ヤマヒルやブヨなどのことを知った上での
ことだろうか。「風の谷のナウシカ」の老婆が言ったように「人とムシとは共に住めない定め」なのである。それを忘れて、ジャングルとか森林などの「昔から
の暮らし」を理想化する政治的エコロにミスリードされないよう、注意しなければならない。